SBTi、企業ネットゼロ基準V2.0を公表 実行重視の気候行動へ転換

6月11日、Science Based Targets initiative(SBTi)は「Corporate Net-Zero Standard Version 2.0」を公表した。企業の気候変動対応を進化させ、SBTiが実行支援パートナーへ戦略的に転換する姿勢を示す内容である。
同基準は、SBTiとしてこれまでで最も包括的な基準であり、科学的根拠に基づく目標を企業の業務、バリューチェーン、資本配分の意思決定に組み込むことを目的とする。科学的厳格性を維持しつつ、ネットゼロ移行の各段階にある企業が利用しやすい実践的な指針を示す。
主な特徴は、目標設定後の実行、進捗報告の透明性、継続的改善の強化である。企業には、自社の事業活動とバリューチェーンでの直接的な排出削減を優先し、直接的な脱炭素化が難しい場合には、事業を取り巻くシステム変革につながる介入を補完的に進めることを求める。また、企業の管理外の要因が進捗に影響する場合でも、障壁と緩和策を透明に示し、利用可能な手段を尽くす限り、SBTiの枠組み内でネットゼロへの歩みを継続できる。
この基準は、2回の公開協議、試験運用、専門家作業部会の意見を経て、SBTiの独立技術評議会が承認し、理事会が採択した。
原文:The SBTi releases Corporate Net-Zero Standard V2.0 to accelerate corporate climate action
日本語参考訳: SBTiは企業の気候変動対策を加速させるため、企業向けネットゼロ基準V2.0を発表した。
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