CIP、オーステッドの欧州陸上再エネ事業を買収完了 4カ国で風力・太陽光・蓄電池を展開

4月30日、デンマークの再生可能エネルギー投資会社コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)は、オーステッドの欧州陸上再生可能エネルギー事業の買収を完了し、新会社「Perigus Energy(ペリガス・エナジー)」を発足させたと発表した。買収はCIPの第5号基幹ファンド「CI V」を通じて実施された。

Perigus Energyは、アイルランド、ドイツ、英国、スペインで陸上風力、太陽光、蓄電池事業を開発・建設・運営する。稼働中および建設中の設備容量は計826メガワットで、複数ギガワット規模の開発パイプラインも抱える。現在の発電ポートフォリオは、欧州の約60万世帯分に相当する電力を供給しているという。

同社の資産は、政府支援制度と企業向け電力購入契約(CPPA)を組み合わせた収益構造を持つ。今回の取引によって、既存の契約や取引先、パートナー関係に変更はないとしている。

CIPのパートナー、クナル・パテル氏は「今回の取引完了は、CI Vにとって重要な節目であり、欧州の陸上再生可能エネルギー拡大に向けた大きな一歩だ」と述べた。Perigus Energyについては、実績あるチーム、運営中の資産、主要欧州市場にまたがる開発案件を備えた企業だと説明した。

Perigus Energyのキアラン・ホワイト最高経営責任者(CEO)は、同社について「アイルランドの農業協同組合とドイツの家族経営企業を起源とする、長年の再生可能エネルギー事業の新たな章だ」と述べた。国際エネルギー市場の高い変動性を踏まえ、欧州では域内で生産される安定したグリーン電力の必要性が高まっていると指摘した。

Perigus Energyはアイルランド・コークに本社を置き、従業員は200人超。ドイツのレーゲンスブルク、ラウフ、ポツダム、エッセン、ハンブルクのほか、ロンドン、エディンバラ、マドリードにも拠点を構える。

CIPは2012年設立のエネルギーインフラ投資会社で、太陽光、風力、蓄電、送配電、低炭素燃料、炭素回収などに投資している。現在15本のファンドを運用し、これまでに約370億ユーロを調達している。

原文:Copenhagen Infrastructure Partners completes acquisition of Ørsted’s European onshore platform – and launches Perigus Energy
日本語参考訳:コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズがオーステッドの欧州陸上プラットフォームの買収を完了し、ペリガス・エナジーを立ち上げる


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