
2月20日、プラスチックリサイクル技術を開発するスタートアップ企業のResynergiは、シリーズB延長ラウンドで1,800万ドル(約27億円)を調達したと発表した。本ラウンドはPerenco Groupの投資・資産管理会社であるTaranisが主導し、Lummus TechnologyおよびT1STも既存投資家として参加した。調達資金は、Resynergi初の商業規模のリサイクル施設の開設に活用され、持続可能な循環型プラスチック樹脂の需要増に対応することを目指す。
2050年までに、世界のプラスチック廃棄物は70%増加すると予測されている。今回の資金調達により、同社は事業拡大を図り、プラスチック問題解決に貢献することを目指す。
Resynergiの独自技術であるContinuous Microwave Assisted Pyrolysis(CMAP)は、プラスチックリサイクルに変革をもたらし、迅速な拡張が可能なモジュール設計により、最大50トン/日のプラスチック廃棄物処理を実現する。従来のリサイクル手法と比較して、環境負荷が低く、コスト効率の高いソリューションを提供できる点が特長である。また同社は、リサイクル団体と連携し、従来処理が困難とされていたプラスチックを回収・再利用することで、埋立地や海洋への流出を防ぐ取り組みを進めている。
【参照ページ】
(原文)Resynergi Secures $18 Million in Series B Extension Led by Taranis to Accelerate Plastic Recycling Innovation
(日本語参考訳)Resynergi、Taranis 主導のシリーズ B 拡張で 1,800 万ドルを確保し、プラスチックリサイクルのイノベーションを加速