EDP、北米でマイクロソフト向けに新たな太陽光発電プロジェクトを導入

2月10日、EDP Renewables North America(EDPR NA)は、イリノイ州とテキサス州で合計400メガワット(MW)の太陽光発電プロジェクトを完成させたと発表した。これにより、マイクロソフトは389 MWの電力と再生可能エネルギー証書(REC)を長期契約で購入することに合意している。これらのプロジェクトは、マイクロソフトの持続可能性と炭素排出削減目標を支援するものである。

イリノイ州では、ジャクソンビル近郊の「Wolf Run Solar Project」(140 MW)とジャージービル近郊の「Hickory Solar Project」(110 MW)が2024年11月に稼働を開始し、テキサス州ではオースティン近郊の「Cattlemen II Solar Project」(150 MW)が12月に運転を開始した。これらのプロジェクトは、地域経済に多大な貢献を果たし、建設段階で雇用を創出するとともに、地元自治体や学校への税収を増加させている。

特にHickoryプロジェクトでは、環境正義PPA(EJ PPA)を活用し、環境的に脆弱な地域への支援や、クリーンエネルギー分野での職業訓練機会の提供が行われている。これらの取り組みは、持続可能な地域社会の構築と再生可能エネルギーの普及を促進するものである。

【参照ページ】
(原文)EDP delivers three additional solar energy projects for Microsoft in North America
(日本語参考訳)EDP、北米でマイクロソフト向けに3件の太陽光発電プロジェクトを追加納入

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