BlackRockなどが新たなAIパートナーシップ:データセンター投資で競争力向上

9月17日、BlackRock、Global Infrastructure Partners(GIP)、Microsoft、MGXが共同で新たなAIインフラ投資パートナーシップ「GAIIP」を発表した。本パートナーシップは、データセンターやエネルギーインフラへの投資を通じて、米国のAI競争力を高め、経済成長に必要なエネルギー供給を実現することを目指す。

GAIIPは、最初に300億ドルのプライベートエクイティ資本を解放し、最大1000億ドルの投資ポテンシャルを持つ。パートナーシップには、BlackRock、GIP、MGX、Microsoftの専門知識が結集され、効率的なデータセンターのスケーリングと、関連するエネルギー投資能力を統合する。

MGXのタフヌーン・ビン・ザイード・アル・ナヒヤン会長は「AIは未来の経済の基盤であり、このパートナーシップを通じて革新を加速させる」と述べた。また、BlackRockのラリー・フィンク会長は「データセンターへの投資は経済成長を促進し、雇用を創出する」と強調した。

本パートナーシップは、AI関連インフラへの重要な投資を推進し、持続可能な未来を築くことに寄与する。

【参照ページ】
(原文)BlackRock, Global Infrastructure Partners, Microsoft, and MGX launch new AI partnership
(日本語参考訳)ブラックロック、グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ、マイクロソフト、MGXが新たなAIパートナーシップを開始

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