Microsoft、Anewから97万トンのカーボンクレジットを購入

6月11日、気候ソリューションプロバイダーのAnew Climateは、Microsoftに対して97万トンを超えるカーボンクレジット(除去系)を提供する契約を締結したと発表した。このクレジットは、Anewが行う気候変動緩和の取り組みの一環である、森林管理プロジェクトを通じて生成されたものである。このプロジェクトは、カーボンオフセットの手段として機能し、森林を保護・再生することで排出量を削減する。

このクレジットは、アメリカ・カナダの森林管理会社であるAurora Sustainable Lands・Acadian Timber Corp・Baskahegan Companyの所有する森林から得られ、Anewの北米の森林管理プロジェクトのポートフォリオから創出されたものである。

Microsoftは使用する土地よりも多くの土地を保護しながら、2030 年までにカーボンネガティブを実現するとの目標を定めた。今回のパートナーシップにより、Microsoftは同社のカーボンフットプリントを削減するだけでなく、森林保護活動で持続可能な未来に向けた取り組みを推進するとしている。またAnewは、今後も多様なクライアントに対して革新的な気候ソリューションを提供し続ける予定だとしている。

【参照ページ】
(原文)Anew Climate Delivers Forest Carbon Removal Credits to Microsoft
(日本語参考訳)Anew Climate がマイクロソフトに森林炭素除去クレジットを提供

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る