東急不動産、日本初の洋上浮体式太陽光発電設備を設置

5月9日、東急不動産株式会社(以下、東急不動産)とオランダの洋上太陽光発電企業 SolarDuck B.V.は、国内初となる洋上での浮体式太陽光発電の技術実証に向けて、京セラコミュニケーションシステム株式会社との連携のもと、洋上浮体式太陽光発電設備の海面への設置を完了したと発表した。

本術実証は、東京都政策企画局が主導する「東京ベイ eSGプロジェクト 先行プロジェクト」の「最先端再生可能エネルギー」の分野で採択されたものである。東急不動産は、設備設置完了につき、洋上浮体式太陽光発電設備での発電・地上の蓄電池への蓄電・蓄電池の運搬・消費の実証を開始すると発表。

また、東京都によるイベント「SusHi Tech Tokyo 2024」では、海の森エリアで5月12日から21日にかけて本実証の取り組みの出展を行うとともに、当取組で発電した再エネを活用し、最新電動モビリティへの給電や、電動船への給電を実施。また、今後東京湾岸エリアの竹芝地区におけるイベント等においても当取組で発電した再エネ活用を検討予定と発表している。

東急不動産は、洋上浮体式太陽光発電の実用化をめざすとともに、東京ベイエリアを中心としたエネルギーの地産地消の実証実験により、国内外各地へ展開しうる都市モデル検討に寄与すると示している。

【参照ページ】
(原文)国内初となる洋上での浮体式太陽光発電の技術実証に向けて、「洋上浮体式太陽光発電設備」を海面へ設置完了、実証開始

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を

    2025-7-29

    SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を(再掲)

    ※2024年12月21日公開済みの記事(2024年11月時点の情報を基に作成された)に2025年7…
  2. 2025-7-29

    企業の88%がサステナビリティを価値創出と認識、気候リスクへの備えも加速

    モルガン・スタンレーの「Sustainable Signals: Corporates 2025」…
  3. GHGプロトコルの改訂とは~カーボンニュートラル実現への新たな方向性

    2025-7-28

    GHGプロトコルの改訂とは?カーボンニュートラル実現への新たな方向性(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に最新のGHGプロコトル更新内容を一部修正・追記し再掲載し…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る