Twelve、CO₂由来SAF製造施設を稼働 米国初の商業規模E-Jet燃料工場

6月10日、米クリーンテック企業Twelveは、ワシントン州モーゼスレイクで持続可能な航空燃料(SAF)を製造する商業規模施設「AirPlant One」の操業を開始したと発表した。同社によると、CO₂、水、再生可能電力を原料としてE-Jet燃料を生産する米国初の商業規模施設となる。
AirPlant Oneでは、回収したCO₂と水、再生可能電力を活用し、Power-to-Liquid(PtL)技術によって合成航空燃料を製造する。生産されるE-Jet燃料はASTM認証基準を満たしており、既存の航空機や空港インフラを改修することなく利用できるという。
開所式にはAlaska AirlinesおよびMicrosoftが参加した。Alaska Airlinesは同施設で製造された燃料を使用した定期便の運航を予定している。
同施設では航空燃料に加え、化学品原料として利用される「E-Naphtha(ナフサ)」も生産する。Twelveは、化石資源由来の原料を代替することで、航空分野だけでなく化学産業の脱炭素化にも貢献するとしている。
同社によると、E-Jet燃料は従来のジェット燃料と比較してライフサイクル排出量を最大90%削減できる可能性がある。AirPlant Oneの稼働により、CO₂を原料とする合成燃料の商業生産が本格化することになる。
原文:AirPlant One Opens in Moses Lake: America’s First Commercial E-Jet Fuel Plant Begins Operations
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