NEC、サプライヤのCO2削減成果を反映するScope3算定方式を開発 購入した製品・サービスの排出量を開示

7月16日、日本電気株式会社(NEC)は、サプライヤから収集したCO2排出量実績などの一次データを活用し、サプライヤによる排出量削減の成果を反映したScope3カテゴリ1「購入した製品・サービス」の排出量を算定し、開示すると発表した。
同社は、サプライヤのCO2排出量実績や売上高などの一次データと、調達額や産業連関表などに基づく排出原単位の二次データを組み合わせた独自のハイブリッド算定方式を開発した。従来は業界平均の排出原単位を用いる算定が一般的だったが、この方式ではサプライヤによる省エネルギー化や再生可能エネルギー導入などの取り組みを算定結果に十分反映しにくい課題があったという。
新方式では、サプライヤごとの排出原単位を算出し、NECの調達実績に応じて排出量を配分・算定する。また、収集したデータを選別することで、高品質な排出量算定を実現するとしている。同方式は国際基準であるGHG Protocol Scope3 Standardへの適合性について第三者機関のレビューを受けた。
さらにNECは、新方式を運用する仕組みとして「GreenGlobeX for Value Chain」を開発した。サプライヤーポータルやAIによるウェブ情報収集・分析機能、調達システムのデータなどを活用し、サプライヤごとの排出原単位を算出することで、サプライチェーン全体の排出量を可視化する。
同方式に基づき算定した2025年度のNECグループのScope3カテゴリ1排出量は約343万4,000トンCO2となり、従来の二次データ方式による算定見込み約392万3,000トンCO2と比べて約12%少ない結果となった。NECによると、この結果については第三者保証を取得している。
原文:NEC、サプライヤのCO2削減効果を適切に反映した調達由来のCO2排出量を開示
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