3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ、アビヅ、SMARTは、使用済み太陽光発電パネルの再利用及びリサイクル事業の実現に向けた実証実験の覚書を締結した。
この実証実験では、住友商事がプロジェクト全体のマネジメントと太陽光発電パネルの収集、再利用パネルの販路確立を担当する。一方、三井住友ファイナンス&リースとSMFLみらいパートナーズは使用済み太陽光発電パネルの供給を行う。SMARTは太陽光発電パネルの回収に関する解体・撤去工事を担当し、アビヅは太陽光発電パネルの運搬・保管、再利用とリサイクルの実務を担当する。
アビヅは愛知県名古屋市に本社を構え、自動車や産業廃棄物、金属屑などのリサイクルを行っている。今回の実証実験では、ガラス、アルミニウム、シリコン合金などをリサイクルし、乾式リサイクルとみられている。SMARTはアビヅのグループ会社であり、レアメタル類のリサイクルに注目が集まっている。
この取り組みは、再生可能エネルギー産業における持続可能なサプライチェーンの確立に向けた重要な一歩となることが期待されている。