Watttron、持続可能な包装へのソリューションで約20億円を調達

3月27日、コンピュータ制御加熱システムの新興企業ワットトロンは、シリーズB資金調達ラウンドで1200万ユーロ(約20億円)を調達した。

2016年に設立され、ドイツを拠点とするWatttronは、高いコストや機械やプロセスの再構成要件など、パッケージング企業が持続可能な素材に移行するための課題に対処することで、持続可能な素材への移行を可能にすることを目的としたソリューションを提供している。コンピュータ制御加熱システムを使用するWatttronのソリューションは、製品のエネルギー要件を削減し、柔軟で高効率な生産の実現を支援する。同社の製品には、cera2sealとcera2heatがある。cera2sealとcera2heatは、軟包装業界が生産性や品質を損なうことなく、エネルギー消費を抑えながら持続可能な材料を加工できるように開発された熱成形・シールアプリケーションである。

今回のラウンドは、循環型経済ベンチャー投資家のCircular Innovation Fundと欧州循環型バイオエコノミーファンド(ECBF)が主導した。

【参照ページ】
(原文)Watttron Secures €12 Million SERIES B Funding to Advance its Sustainable Packaging Mission
(日本語参考訳)ワットトロン、持続可能なパッケージングミッションを推進するため1200万ユーロのSERIES B資金を獲得

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-8

    IBM、ESGデータプラットフォームにCSRD対応機能を追加

    4月30日、IBMは、ESGデータの収集、分析、報告プ​​ラットフォーム「IBM Envizi」の…
  2. 2024-5-8

    IFRS、EFRAG、ISSB/CSRD報告基準に双方に対応する企業向けガイダンスを発行

    5月2日、IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、ESRS-ISSB基準の相互に共…
  3. 2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
ページ上部へ戻る