マイクロソフト、サステナビリティ・プラットフォームにAIソリューションを追加

マイクロソフト、サステナビリティ・プラットフォームにAIソリューションを追加

2月13日、マイクロソフトは、同社のサステナビリティ・プラットフォームであるマイクロソフト・クラウド・フォー・サステナビリティに、一連の新しいデータおよびAIソリューションを追加することを発表した。これには、ユーザーがより迅速なESGデータ分析と洞察へのアクセス、サステナビリティ・データ管理と報告の改善、バリューチェーン全体にわたるデータの収集と分析を可能にすることを目的としたツールが含まれる。

マイクロソフトは2021年にクラウド・フォー・サステナビリティ・プラットフォームを発表し、SaaS(Software as a Service)ツールによる排出量の記録・報告・削減・交換の支援に注力した。

新ツールの中には、同社が最近リリースしたAIを搭載したマイクロソフト・ファブリックのサステナビリティ・データ・ソリューションがある。これは、組織がESGデータを複数のソースからの他の企業データと結び付けて有意義な洞察を提供し、公開データや業界ベンチマークに対する進捗状況を追跡するだけでなく、分析や規制当局への報告に備えることを目的としている。

同社はまた、マイクロソフト・サステナビリティ・マネージャーのESGバリューチェーン・ソリューションの一般提供を発表した。サプライヤーにより安全なプロセスを提供しながらデータ収集を簡素化し、ユーザーがESGバリューチェーンデータで高度な分析を実行し、バリューチェーン内で排出削減の機会を見つけることを可能にする。

【参照ページ】
(原文)New data and AI solutions in Microsoft Cloud for Sustainability help move organizations from pledges to progress 
(日本語参考訳)マイクロソフト、サステナビリティ・プラットフォームにAIソリューションを追加

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-8

    IBM、ESGデータプラットフォームにCSRD対応機能を追加

    4月30日、IBMは、ESGデータの収集、分析、報告プ​​ラットフォーム「IBM Envizi」の…
  2. 2024-5-8

    IFRS、EFRAG、ISSB/CSRD報告基準に双方に対応する企業向けガイダンスを発行

    5月2日、IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、ESRS-ISSB基準の相互に共…
  3. 2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
ページ上部へ戻る