1月29日、オムロンは、脱炭素社会の実現に向け、製品サプライチェーンのカーボンフットプリント(CFP)の見える化に向けた実証実験を、NTTコミュニケーションズ、コグニザントジャパン、ルティスターと協働で行うと発表した。
本実証実験では、CFPの算出に加え、エネルギー使用量の削減とモノづくりの生産性や品質を高め生産量向上を実現するプラットフォームの創出に取り組む。国際標準に準拠した企業間データ連携を想定し、日本の製造業として初めて、グローバルデータ流通基盤「Catena-X」に接続。各生産工程から自動収集した設備の稼働状況や電力をはじめとする生産現場データをクラウド上で管理し、一製品ごとのサプライチェーンにおけるGHG排出量を把握するための実証を行う。
同社は、サステナブルなモノづくり現場の実現に向け、10年以上にわたって生産性や品質の向上と環境保全の両立に取り組んできた。本実証実験を通じ、各領域で強みを持つパートナー各社と共創することで、さまざまな製品サプライチェーンに応用可能なデータ収集の自動化やGHG排出量の算出方法の標準化、現場改善の効率化を目指す。
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サプライチェーンのGHG排出量を把握する実証実験を開始