TotalEnergies、Adani Green Energy との合弁でインド再エネ市場に400億円を投資

12月27日、インドを拠点とする再生可能エネルギー開発・運営会社Adani Green Energy Limited(AGEL)は、フランスのエネルギー大手TotalEnergiesとの合弁事業が完了したことを発表した。TotalEnergiesは3億ドル(約400億円)を出資し、1GWを超える太陽光・風力発電プロジェクトのポートフォリオの50%を保有する。

当初2023年9月に発表された本JVは、インド政府が2022年に設定した一連の2030年気候変動公約(排出強度を45%削減し、非化石ベースの電源による電力を約50%に移行させるという公約を含む)を受けて、再生可能エネルギーへの投資を拡大し続ける中で誕生した。

本JVは、インドにおける1050MWの太陽光・風力発電プロジェクトのポートフォリオを有し、その中にはすでに稼働中の300MW、建設中の500MW、開発中の250MWの資産が含まれる。

本JVの立ち上げは、TotalEnergiesによる2021年のAGEL株式20%取得や、2020年に設立された3GWの太陽光発電の運営を目的とする最初の合弁事業など、両社間の一連の提携・取引における最新のものである。TotalEnergiesはまた、2022年にAGELの親会社であるアダニのグリーン水素に特化した事業であるAdani New Industries Ltd(ANIL)の株式25%を取得することも発表した。

【参照ページ】
(原文)Adani Green Completes JV With TotalEnergies Raises USD 300 Million
(日本語参考訳)TotalEnergies、アダニ・グリーン・エナジーとの合弁でインド再エネ市場に400億円を投資

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る