Etsy、約39億円のインパクト投資ファンドを立ち上げ

Etsy、約39兆円のインパクト投資ファンドを立ち上げ

3月29日、ハンドメイドクラフトマーケットプレイスのEtsyは、経済的エンパワーメントとサステナビリティを目的としたインパクト投資に3,000万ドル(約39億円)を割り当てる「Etsy Impact Investment Fund」を立ち上げたことを発表した。

インパクト投資プラットフォームであるImpactAssets Capital Partnersとの提携により設立された同ファンドの最初の割当先には、低所得者や限界集落に住む意欲的な女性経営者に資本、トレーニング、サポートを提供する組織であるGrameen Americaや、再生可能エネルギー投資会社Greenbacker Capital Managementが含まれている。

新しいインパクトファンドの発表は、Etsyが2021年に立ち上げたEtsy Uplift Fundに続くもの。起業への障壁を下げ、経済的に権利を奪われたコミュニティの機会を創出するために活動する非営利団体を支援するために設立された。

インパクトファンドの立ち上げと同時に、Etsyはアップリフト・ファンドの新たなパートナーシップを発表した。Grameen Americaとは、起業家にデジタルビジネス教育のトレーニングと金融サービスを提供し、AltCapはカンザス・ミズーリ・テキサスのアーティストやクリエイティブ起業家にマイクロローンを提供、Hello Aliceとグローバルアントレプレナーシップネットワーク (GEN) とは新たに小規模事業助成プログラムのパートナーシップを結ぶことになった。

【参照ページ】
(原文)Deepening Etsy’s Commitment to the Creative Economy
(日本語訳)Etsyのクリエイティブエコノミーへのコミットメントを深める

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る