3月29日、サステナブル・プロテイン企業のUnibio Internationalは、サウジアラビア産業投資グループ(SIIG)と約7000万ドル(約92億円)の投資で合意したことを発表した。Unibioは、本投資による資金を、世界的な生産能力の展開、事業能力の拡大、イノベーションと商業化の加速に充てると述べる。
2001年にロンドンに設立されたUnibioは、天然ガスを高濃度のタンパク質製品「ユニプロテイン」に変換する「U-Loopテクノロジー」を提供している。本製品は、動物用の飼料に直接添加できる上、耕地を使用せず、低水量での生産も可能である。さらに無農薬、完全トレーサビリティ、非遺伝子組み換えであることが特徴である。
Unibioは、今回の投資で得た資金は、”世界の人口増加に持続可能な方法で食料を供給するというビジョン “を実現するために投入されると述べる。ユニプロテインは、欧州連合で飼料用として承認されており、人間が直接消費できるタンパク質の生産も開発中であるという。
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(参考記事)Unibio announces US$70 million investment agreement with the Saudi Industrial Investment Group (SIIG)