2月21日、太陽光発電事業に特化したNextEnergyの投資運用部門であるNextEnergy Capitalは、太陽光発電私募ファンド「NextPower UK ESG(NPUK ESG)」の第3回決算で595万ポンド(約960億円)のコミットメントを達成したことを発表した。
本発表によると、同ファンドは第1回クローズから2年間の資金調達期間中、半年足らずで目標額の5億ポンド(約809億円)を突破した。 NextEnergyは、現在、同ファンドのハードキャップである10億ポンド(約1,614億円)に向けて取り組んでいる。
2021年12月に立ち上げられたNPUK ESGは、英国における補助金なしの新築太陽光発電所に焦点を当てている。NextEnergy Capitalはすでに、ファンド独自のプロジェクトパイプラインから合計269MWに及ぶ最初の5つの実用規模の太陽光発電資産を取得している。同ファンドは、EUのSFDR規制では第9条に分類される。
NextEnergyは、ハードキャップの時点で、本ファンドが支援するプロジェクトが、毎年約50万世帯に相当する電力を供給するのに十分なクリーンエネルギーを生産すると見積もっている。
同ファンドの3回目の募集に参加した投資家には、既存の機関投資家であるBorder to Coast Pensions Partnershipや、このファンドに2億5,000万ポンド(約403億円)を出資しているUK Infrastructure Bankが含まれている。
【参考ページ】
(原文)NextEnergy Capital UK solar fund now raises £595m at second close
(日本語参考訳)Nextエナジーキャピタル英国ソーラーファンド、2回目のクローズで5億9500万ポンドを調達中