ANA、再生可能エネルギー企業Raven SRとSAFの供給契約を締結

1月17日、全日本空輸株式会社(ANA)は、アメリカの再生可能エネルギー企業Ravenおよび伊藤忠商事株式会社と、主要国際線における10年間の持続可能な航空燃料(SAF)供給契約を締結し、供給量は年間20万トン(約2億5000万リットル)となることを発表した。

本合意により、ANAは2025年から、初年度に5万トンのSAFを供給し、毎年増量して10年目には20万トンに達する予定である。ANAグループは、2030年度までにジェット燃料の10%以上をSAFで代替し、2050年度までにカーボンニュートラルを実現する目標を掲げている。

Ravenは、特許取得済みの蒸気/CO2改質技術により、様々な種類の地域・地方の廃棄物や埋立廃棄物からのメタンを再生可能な水素やクリーン燃料に変換する技術を持っている。同社は、2025年までにカリフォルニア州でSAFの生産を開始し、2034年には米国と欧州でのSAF生産量を年間20万トンにまで拡大する計画である。

【参照ページ】
ANAと伊藤忠が再生可能エネルギー企業RavenとSAFの調達に関する覚書を締結

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る