12月13日、フランス政府は、サーキュラーエコノミー形成推進法(AGEC)に基づく、「修理ボーナス」制度の運用を開始した。本制度は、認定ラベルを取得した修理事業者の下で消費者が修理すると、修理代金に対し定額が支給されるシステム。
AGECにより規定されたこの 「修理ボーナス」制度は、消費者が新しいものを購入するのではなく、壊れた電気・電子機器を修理してもらうためのものである。2020年には、壊れた電気・電子機器のうち、修理されるのは40%に過ぎなかった。この傾向を変えるため、政府は、修理保証と修理費用の削減の恩恵を受けることができるよう、ラベル付き修理ポイントの設立を決定した。
調査によると、フランス人の53%が、修理は新品を買うより高い場合があると考えているという。エコノミーな「修理ボーナス」制度の目的は、修理を簡素化し、製品の寿命を延ばし、過剰消費に対抗することで地球の保護にある。
【参照ページ】
(原文)Lancement du “bonus réparation” pour les appareils électriques et électroniques
(日本語参考訳)電気・電子機器の「リペアボーナス」開始