CHOOOSE、気候変動対策プラットフォームで約19億円を調達

新興企業CHOOOSEが、企業が顧客向けに気候変動対策プログラムを提供するためのプラットフォームで約19億円を調達

1月13日、気候テックスタートアップのCHOOSEは、1500万ドル(約19億円)を調達したことを発表した。調達資金は、企業が気候変動対策ソリューションを顧客体験に組み込むことを可能にするソフトウェアプラットフォームの拡張を目的としている。

2017年に設立されたノルウェーのCHOOSEは、顧客が排出量を追跡、理解、削減できる気候プログラムを企業が構築、実行できるSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)プラットフォームを提供している。同社は、Trip.com、エア・カナダ、ブリティッシュ・エアウェイズなどの航空、旅行、物流分野の企業と提携し、顧客が旅行の排出量を推定し、持続可能な航空燃料(SAF)、カーボンオフセット、炭素除去プログラムを通じて対処できるようにするオファリングを行っている。

CHOOOSEは、今回の資金調達により、新たな分野をサポートするためにプラットフォームを拡張し、プラットフォーム上でサポートするカーボンソリューションのポートフォリオを拡大することができると述べている。また、地域的な拡大も目指している。

本資金調達ラウンドは、Temasekの脱炭素ソリューションに特化した投資プラットフォームGenZeroと、Ashton KutcherとGuy Osearyが設立したサステナビリティに特化した投資ビークルSOUNDWavesによって主導された。

【参照ページ】
(原文)CHOOOSE raises USD15 million in capital round co-led by GenZero and SOUNDWaves

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