WBCSD、2030年までに自然豊かな地球を実現するためのガイダンス「Roadmaps to Nature Positive Guidelines」を発表

WBCSD、2030年までに自然豊かな地球を実現するためのガイダンス「Roadmaps to Nature Positive Guidelines」を発表

12月9日、持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)は、60の主要企業およびパートナーとともに、 2030 年までに自然豊かな地球を実現するという共通の目標に向けて、戦略を調整するためのビジネスガイダンス「Roadmaps to Nature Positive Guidelines」を発表した。

本ガイダンスは、パフォーマンスを評価・実施・変革・開示するための行動のチェックリストを提供する。 さらに、自然保護活動を気候変動対策と連携させ、企業が一丸となって取り組むべき6つのバリューチェーン固有の目標(重要性の評価、目標の設定、資源の投入、政策環境の整備、信頼できる測定基準の使用、進捗状況の報告など)を挙げている。

ガイダンスは現在、協議のための草稿として公開されており、ユーザーからのフィードバックや自然保護に関する説明責任のフレームワークの最新動向を統合することで進化を続けていく。

この作業は、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)および科学的根拠に基づく目標ネットワーク(SBTN)とのより幅広いパートナーシップの一環として行われる。国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)のガイドライン(自然を含む)が、気候変動報告だけでなく、自然に関するグローバルな基準として義務付けられるよう、企業に支援を求める包括的な呼びかけがこの下支えをしている。

【参照ページ】
Roadmaps to Nature Positive

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESG情報管理で戦略の質が決まる!SaaS導入で“攻める”サステナ経営へ

    2025-4-4

    ESG情報管理で戦略の質が決まる!SaaS導入で“攻める”サステナ経営へ

    海外ではESG情報の開示に向けたSaaS導入など高度なシステム化が進む中、日本企業は情報管理の手法…
  2. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  3. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…

““登録01へのリンク"