秋田県、重要港湾3港における脱炭素化の推進に向けて協議会を設置

11月4日、秋田県は県内の重要港湾3港(秋田港、船川港、能代港)及びその周辺地域における脱炭素化の推進に向け、具体的な取り組みなどを検討・協議することが必要なことから、民間事業者などで構成する「秋田県カーボンニュートラルポート(CNP)協議会」の設置を発表した。

秋田県は、県全体を俯瞰する「協議会」と、湾港ごとの特性を踏まえた意見交換を行う「部会」を設置し、検討を進める。

また、石狩市では、2023年に運転開始となる石狩湾新港洋上風力発電所から発生する余剰電力を活用した水素製造並びに地元地域での水素利用について検討を開始するという。洋上風力発電由来の電気を活用した洋上風力発電オンサイトでの海水水分解による水素製造・海上輸送・貯蓄・地産地消の事業実証に向けた検討を実施する。

今後は国内外での水素実証事業の経験を有する協力企業と共に、補助金の適用可否、資金調達の可能性を含む実証事業の実現性の評価に取り組む。

【参照ページ】
秋田県カーボンニュートラルポート(CNP)協議会

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る