秋田県、重要港湾3港における脱炭素化の推進に向けて協議会を設置

11月4日、秋田県は県内の重要港湾3港(秋田港、船川港、能代港)及びその周辺地域における脱炭素化の推進に向け、具体的な取り組みなどを検討・協議することが必要なことから、民間事業者などで構成する「秋田県カーボンニュートラルポート(CNP)協議会」の設置を発表した。

秋田県は、県全体を俯瞰する「協議会」と、湾港ごとの特性を踏まえた意見交換を行う「部会」を設置し、検討を進める。

また、石狩市では、2023年に運転開始となる石狩湾新港洋上風力発電所から発生する余剰電力を活用した水素製造並びに地元地域での水素利用について検討を開始するという。洋上風力発電由来の電気を活用した洋上風力発電オンサイトでの海水水分解による水素製造・海上輸送・貯蓄・地産地消の事業実証に向けた検討を実施する。

今後は国内外での水素実証事業の経験を有する協力企業と共に、補助金の適用可否、資金調達の可能性を含む実証事業の実現性の評価に取り組む。

【参照ページ】
秋田県カーボンニュートラルポート(CNP)協議会

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る