10月19日、BlackRockは、「サステナビリティの中核となる株式保有」を目的とした新しい「サステナブル・グローバル・アロケーションUCITSファンド」を欧州で立ち上げると発表した。
新ファンドは、グローバル・アロケーション・ファンドの原則を活用しつつ、独自のESGフレームワークを活用するものである。EMEA市場で主要なマルチアセットポートフォリオの一つである、150億ドル(約2.2兆円)のBGFグローバル・アロケーション・ファンドのESG版を求める投資家の要望を受けて、新ファンドを導入することになった。
本ファンドは、BlackRock独自のESGフレームワークに基づき、プラスの外部性を持つ有価証券を50%以上投資し、マイナスの外部性を持つ有価証券は除外する。
また、ベンチマーク(MSCI All Country World Index 60% / Bloomberg Barclays Global Aggregate Index 40%)と比較して、保有する企業発行体の炭素排出原単位スコアの低減を目指す。さらに、化石燃料、タバコ、核兵器、民間兵器、ビジネス慣習の違反者に関連する企業への投資を制限するスクリーンなど、サステナビリティの観点からも特徴を有している。
【参照ページ】
(参考記事)BlackRock launches sustainable version of giant Global Allocation fund
(日本語訳)BlackRock、マルチアセットESGファンドを設定