インパクト分析機関Impak Ratings、Societe Generaleから6億円超を調達

Impak Ratings、Societe Generaleから6億円超を調達

9月30日、インパクト評価・分析プロバイダーのImpak Ratingsは、Societe Generaleのベンチャーキャピタル部門であるSociete Generale’s ventureやインパクトに特化したベンチャー投資家Altalurra Venturesなどの投資家から、シリーズA資金調達ラウンドで450万ユーロ(約6億4,322円)を調達したと発表した。

Impak Ratings は、新たな投資家とも提携している。Societe Generaleのグローバル バンキング&アドバイザリー部門は、2021年12月、主要な企業顧客すべてに対する環境・社会影響分析の提供者としてImpak Ratingsを選定した。Altalurraは、Impakと機関投資家向けの影響評価に関する共同開発契約を締結している。

2019年に立ち上げられ、モントリオールとパリに拠点を置くImpak Ratings は、拡張知能を活用して金融セクターにインパクト分析を提供し、17の国連持続可能な開発目標(SDGs)に焦点を当て、企業がいかにネガティブインパクトを軽減し、ポジティブインパクトを生み出すかを評価する。同社は、企業のビジネスモデルに対するESGリスクだけでなく、企業が環境や社会に与える影響も考慮するダブル・マテリアリティ・アプローチを推進している。

Impak Ratingsは、”欧州を代表するインパクト分析・格付け機関であることを目指す “と述べている。

【参照ページ】
(原文)Societe Generale and Altalurra Ventures invest in impak ratings, a leading impact analysis and rating agency in Europe.
(日本語訳)Impak Ratings、Societe Generaleから6億円超を調達

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る