7月20日、投資大手BlackRockのリアルアセット部門は、米国を拠点に食品と乳製品の廃棄物を再生可能エネルギーに変換するプロジェクトを開発するVanguard Renewablesを、サステナビリティに焦点を当てた不動産投資家Vision Ridge Partnersから買収した。
本買収により、Vanguard Renewablesの評価額は7億ドル(約1,000億円)となり、BlackRockは同社の事業拡大のためにさらに最大10億ドル(1,400億円)を投資する計画だという。
2014年に設立されたVanguard Renewablesは、Vanguard OrganicsとVanguard AGの事業ラインを通じて、生ごみや牛糞からの温室効果ガス排出(GHG)を緩和している。Vanguard Organicsの嫌気性共消化プロセスは、非食用の食品・飲料廃棄物や乳牛の糞尿を再生可能なガスと液体低炭素肥料に変換し、Vanguard AGは、糞尿を再生可能な天然ガスに変換する。
両社は、2026年までに全米で100基以上の嫌気性消化槽を稼働させ、再生可能な天然ガスを生産する計画など、Vanguard Renewablesの次の成長段階を推進するために提携すると表明している。
【参照ページ】
(原文)BlackRock Is Buying Renewable Natural Gas Producer for $700 Million
(日本語訳)ブラックロック、有機性廃棄物から再生可能エネルギーを生産するVanguard Renewablesを買収