7月7日、株式会社NTTデータ(NTTデータ)は、気候変動対応ビジョン「NTT DATA Carbon-neutral Vision 2050」を改訂し、新たに長期目標として2050年までのネット・ゼロ実現などを追加した。本改訂は2021年10月にSBTiが発表したネット・ゼロ基準に賛同したものである。
「2050年にScope1~3のネット・ゼロ実現」は具体的に、Scope1、2、3の温室効果ガス排出量の90%以上を削減し、残り10%弱についてSBTiの定めるカーボン除去を行うことなどによって実現する。2050年までの目標をより確実に実現するため、「2040年にScope1、2のカーボンニュートラル」という中期目標も設定している。
「2050年ネット・ゼロ」に向けたNTTデータの具体的な取り組みとして、「自社排出削減(Scope1、Scope2)とICT業界のカーボンニュートラル推進」、「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出削減(Scope3)」、「その他、温室効果ガス排出削減」の3つに取り組む。
NTTデータは本ビジョンに基づき、自社サプライチェーンを含む温室効果ガス排出量の削減やグリーンイノベーションを進め、顧客と社会全体のネット・ゼロに貢献していくという。