5月18日、経済産業省は繊維産業の国際的な競争力を維持するため、繊維技術の戦略や工程をとりまとめた「繊維技術ロードマップ」を公表した。本ロードマップはサステナビリティやデジタル化の観点も組み入れている。
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本ロードマップにおける主な内容は以下の3つである。
1つ目は、重点的に取り組むべき技術開発である。本項では、スマートテキスタイル・ヒューマンインターフェース・繊維to繊維リサイクルの3技術を挙げている。
2つ目は、技術開発手法である。サステナビリティ対応やデジタル技術開発などの技術的開発手法や、製品ニーズ主導の製品開発・産学官および異業種との連携方法等を提示する。
3つ目は、研究開発機関の紹介である。国立研究機関、地方公設研究機関の活動状況を紹介し、地方公設研究機関では事業者が活用できる評価試験を掲載する。
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「繊維技術ロードマップ」をとりまとめました