Salesforce、新たな「ブルーカーボン」市場イニシアティブを開始

4月14日、CRMソリューションプロバイダのSalesforce(以下、セールスフォース)は、ティム・クリストファーセンを次期気候変動対策担当副社長に任命し、気候変動問題に対する自然ベースのソリューションに関する同社の戦略を推進し、セールスフォースの国際的なサステナビリティの取り組みを加速させることを発表した。

この新任人事と同時に、セールスフォースは、プロジェクトとクレジットの評価に関する一貫した基準の開発を通じて、持続可能な海洋ベースの炭素市場の拡大を目指す、新しい「ブルーカーボン」市場イニシアティブの立ち上げも発表した。

ブルーカーボンとは、マングローブや海草など、海洋や沿岸の生態系によって取り込まれる炭素のことだ。これらの生態系を保全・回復するプロジェクトは、ブルーカーボン・クレジットを通じて、企業が排出する炭素を相殺するために利用されるようになってきたが、現在の市場では、クレジットを測定・評価し、新しいソリューションに資金を提供するための一貫性と検証可能な基準が欠けている。

また、セールスフォースは、2030年までに沿岸プロジェクトに少なくとも5億ドルの投資を促進することを目標とするマルチステークホルダーコラボレーション「ORRAA」に参加することを発表した。

【参照ページ】
(原文)Salesforce Launches New Initiatives to Grow Sustainable Ocean-Based Carbon Markets
(日本語訳)Salesforceは、持続可能な海洋ベースの炭素市場を成長させるための新しいイニシアティブを開始

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