BNPパリバAM、ソーシャル・ボンド・ファンド立ち上げ、ポジティブ・インパクト事業へ投資

BNPパリバAM、ソーシャル・ボンド・ファンド立ち上げ、ポジティブ・インパクト事業へ投資

11月25日、BNPパリバ・アセット・マネジメント(BNPP AM)は、BNPパリバ・ソーシャル・ボンド・ファンドを立ち上げ、社会的にポジティブ・インパクトを与えるプロジェクトのための債券提供を発表した。

ムーディーズESGの最新レポートによると、ソーシャルボンドは、急速に拡大しているサステナブルファイナンス市場の中でも、最も急速に成長している分野の一つであり、2020年の発行額は前年比7倍に急増し、第3四半期末時点での累計発行額はすでに昨年を上回っている。この成長の大部分は、COVID-19による経済的・社会的な悪影響を打ち消すために最大1,000億ユーロの社会的債券の発行を目指すEUのSUREプログラムなど、ソブリン債の発行によるものだ。

BNPP AM社によると、この新ファンドは水や健康などの必須サービスや手頃な価格の住宅、雇用、食料といった基本的なインフラへのアクセスを促進する社会的または持続可能な債券に75%以上、同社の格付けモデルで社会的責任を果たしているとランク付けされた企業に25%以上、新興市場の中小企業や個人が金融サービスを利用できるようにするマイクロクレジット商品に10%以上を投資する予定だ。

【参照ページ】
(参考記事)BNP Paribas AM launches Social Bond fund
(日本語訳)BNPパリバAM、ソーシャル・ボンド・ファンド立ち上げ、ポジティブ・インパクト事業へ投資

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る