国連環境計画(UNEP)は10月26日、排出ギャップ報告書を発表した。報告書によると、これまでの気候変動対策の実施状況のままではパリ協定の目標をはるかに下回り、2100年には世界的に気温が2.7°C上昇する見込み。
現在提出されているNDC(パリ協定が定める国が決定する貢献)が完全に達成されたと仮定すると、2100年の気温上昇は目標の1.5°Cには届かないが、2.2℃にとどまる。しかし、多くの国では実際の削減ペースが間に合っていないと指摘した。
2030年の排出量を30%削減すると気温上昇は2.0℃となり、55%削減すると1.5℃まで下がる。
【参照ページ】
(原文)Updated climate commitments ahead of COP26 summit fall far short, but net-zero pledges provide hope
(日本語訳)国連環境計画(UNEP)が2021年排出ギャップ報告書発表