国連環境計画(UNEP)が排出ギャップ報告書発表。現在の対策状況だと2100年に気温2.7℃上昇

 

国連環境計画(UNEP)は10月26日、排出ギャップ報告書を発表した。報告書によると、これまでの気候変動対策の実施状況のままではパリ協定の目標をはるかに下回り、2100年には世界的に気温が2.7°C上昇する見込み。

現在提出されているNDC(パリ協定が定める国が決定する貢献)が完全に達成されたと仮定すると、2100年の気温上昇は目標の1.5°Cには届かないが、2.2℃にとどまる。しかし、多くの国では実際の削減ペースが間に合っていないと指摘した。

2030年の排出量を30%削減すると気温上昇は2.0℃となり、55%削減すると1.5℃まで下がる。

【参照ページ】
(原文)Updated climate commitments ahead of COP26 summit fall far short, but net-zero pledges provide hope
(日本語訳)国連環境計画(UNEP)が2021年排出ギャップ報告書発表

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 【PR】11/20ESG Journal Cafe 『SSBJ基準対応に向けたギャップ分析と改善アプローチを徹底解剖』

    2024-10-28

    【PR】11/20ESG Journal Cafe 『SSBJ基準対応に向けたギャップ分析と改善アプローチを徹底解剖』

    「ESG Journal Cafe」は、「ESG Journal Japan」が主催する会…
  2. 2024-10-24

    S&Pグローバル、「S&Pグローバル気候センター・オブ・エクセレンス」を発表

    10月10日、S&Pグローバルは、「S&Pグローバル気候センター・オブ・エクセレン…
  3. お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    2024-10-15

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る