Mombak、自然由来とエンジニアリング由来の炭素除去プロジェクトを展開 Isometricで初のマルチパスウェイ事業者に

炭素除去(CDR)事業を手掛けるMombakは、風化促進(Enhanced Weathering)による炭素除去クレジットの初回発行と、森林再生プロジェクトの登録を実施し、認証機関Isometricのレジストリにおいて自然由来とエンジニアリング由来の両方の炭素除去プロジェクトを登録した初の事業者になったと発表した。

Mombakはこれまでに180万トン超の炭素除去量について販売契約(オフテイク契約)を確保しており、Google、McKinsey & Company、Microsoftなどが購入企業として名を連ねている。また、同社のアマゾン森林再生プロジェクトは、Symbiosis Coalitionの初回公募で採択され、参加企業が21万5,000トン分の炭素除去量を購入している。

今回初めて発行された炭素除去クレジットは、ブラジルの「Project Cajueiro」によるものだ。同プロジェクトはIsometricの「Enhanced Weathering in Agriculture Protocol」に基づき46クレジットを発行した。プロジェクトでは、農地に微細に粉砕した玄武岩を散布し、大気中の二酸化炭素を雨水中に溶解した状態で鉱物と反応させることで、安定した重炭酸イオンとして固定する。固定された炭素は河川を通じて海洋へ運ばれ、長期的に貯留される仕組みとなっている。

Mombakによると、この手法は炭素除去に加え、土壌pHの改善や土壌健全性の向上を通じて農業生産性の向上にも寄与する。炭素除去量は土壌や間隙水の直接測定、対照区と処理区の比較分析などに基づいて算定され、第三者機関350Solutionsによる妥当性確認と検証を受けた。クレジット算定に用いられたデータや計算結果はIsometric Registryで公開されている。

さらにMombakは、これまでの風化促進プロジェクトに加え、アマゾン地域で展開する森林再生プロジェクトについてもIsometricの認証を採用することを決定した。これらのプロジェクトは「Reforestation Protocol」に基づき炭素除去クレジットを発行する予定である。

同プロトコルは、認証機関が独立してベースラインを設定し、リモートセンシングデータに加えて現地測定データによる検証を求める仕組みを採用している。2026年2月には、ボランタリー炭素市場完全性評議会(Integrity Council for the Voluntary Carbon Market:ICVCM)から、Core Carbon Principles(CCP)ラベル付きクレジットの発行を認められている。

Mombakは、複数の炭素除去手法を組み合わせながら事業を拡大し、炭素除去市場における高品質なクレジット供給を進めるとしている。

原文:Mombak becomes one of the first multi-pathway Carbon removal companies in the world
日本語参考訳:Mombakは、世界で初めて複数の経路で炭素を除去する企業の1つとなる。


🔓会員登録で実務解説・実践ガイド

ESG Journalでは、実務に役立つポイントや実践ガイド(テンプレート)を紹介しています!国際的な動向からも気候変動への対応や開示の高度化が進んでいます。ぜひこの機会に自社の実務対応を再確認してください。

🌍気候変動開示への対応に関連する実務解説はこちら>>>

READ MORE
READ MORE
READ MORE

READ MORE
READ MORE
READ MORE

すでに登録済みの方はログイン

関連記事一覧