米マイクロソフト、バイオ炭で最大規模の炭素除去契約 1,000万単位を10年供給へ

3月25日、米マイクロソフトは、米国企業Liferaftとバイオ炭による炭素除去ユニット100万機を10年間で供給する契約を締結したと発表した。本契約は炭素除去マーケットプレイスSupercriticalの仲介により成立し、米国におけるバイオ炭取引として過去最大規模である。

Supercriticalはプロジェクト設計の初期段階で助言を行い、Liferaftはマイクロソフトの基準に沿ったモニタリング・報告・検証(MRV)体制を構築した。ユニットはアイオワ州およびイリノイ州の大規模施設で生産され、農業系および自治体由来のバイオマスを原料に、無酸素環境で加熱する熱分解技術により安定したバイオ炭を生成する。

生成されたバイオ炭は堆肥と混合され、農業用途など認可された分野で使用される。土壌に施用することで土壌改良や作物生産性の向上に寄与し、数百年規模の炭素貯留が可能とされる。

本契約では、バイオ炭が認可用途のみに使用されるようMRV体制を導入し、ICROA認証レジストリに登録、第三者検証後にクレジットが発行される。さらに、地域の関係者との協議を通じて、原料選定や立地、地域関与の方針が策定されている。


(原文)Liferaft Announces a 10-Year, 1 Million Carbon Removal Units Offtake Agreement with Microsoft



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