4月22日、グーグルは台湾で同社初となる洋上風力発電の購入契約(PPA)を発表した。対象はコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)が開発する「鳳淼一号」洋上風力プロジェクトであり、台湾の第3.1回オークション案件として初の資金調達完了事例となった。

本プロジェクトは2027年の稼働を予定しており、台湾におけるグーグルのデータセンター、クラウド拠点、オフィスに安定的な再生可能電力を供給する。これにより台湾の洋上風力分野の成長を後押ししつつ、グーグルが掲げる「24時間365日カーボンフリー電力」の実現に向けた取り組みが強化される。

すでに台湾では太陽光・地熱発電への投資も進められており、今回の契約は地域ごとのエネルギーミックス多様化に資する重要な一歩となる。

(原文)We’re adding to our carbon-free energy portfolio in Taiwan, with our first offshore wind deal in Asia Pacific.
(日本語参考訳)当社はアジア太平洋地域で初の洋上風力発電契約を締結し、台湾における炭素フリーエネルギーポートフォリオを拡大しています。

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