SAF供給契約を拡大、Air France-KLMとTotalEnergies

9月23日、Air France-KLMとTotalEnergiesは、今後10年間で最大150万トンのサステナブル航空燃料(SAF)を供給する契約を締結したと発表した。この契約は、2035年までの期間を対象としており、両社は航空輸送業界の環境負荷を削減することを目指す。

Air France-KLMは、2030年までに乗客1人あたりのCO2排出量を2019年比で30%削減する目標を掲げており、機材の更新、エコパイロット、SAFの導入などを通じてこれを達成しようとしている。SAFは、化石燃料と比較してライフサイクル全体で75%から90%のCO2削減が可能であり、Air France-KLMはRSBやISCC+認証を受けた第2世代SAFのみを調達している。

TotalEnergiesは、フランスおよび欧州のバイオ精製所でSAFを生産し、フランスやオランダ、その他の欧州諸国から出発するAir France-KLMの便に供給する。両社は過去10年にわたり協力してSAFをテストし、フランス政府によるSAF生産の促進にも関与している。

【参照ページ】
(原文)Air France-KLM ramps up its SAF offtake agreement with TotalEnergies, which will supply up to 1.5 million tons of more sustainable aviation fuel over a 10-year period
(日本語参考訳)エールフランス-KLMは、TotalEnergiesとのSAFオフテイク契約を拡大し、10年間で最大150万トンのより持続可能な航空燃料を供給する予定。

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る