ブルームバーグ、主要債券インデックスで持続可能インデックスの提供を拡大

ブルームバーグ、主要債券インデックスのグリーンボンド傾斜版を発表

12月6日、ブルームバーグは、グローバル・アグリゲート・インデックス、トレジャリー・インデックス、コーポレート・インデックスなど、同社の主要債券インデックスのグリーン・ティルティッド・バージョンを新たに発表した。

グリーンボンドの発行量は、企業や政府が環境維持・移行イニシアティブの資金調達にグリーンボンドを利用することが増えたため、ここ数年で急増している。ムーディーズ・インベスターズ・サービスによれば、昨年は発行市場全体が低迷する中、発行額は鈍化したものの、今年上半期には記録的な発行額に達し、世界の債券市場発行額の約9%を占めるまでに回復している。

新商品には、ブルームバーグ・グローバル・アグリゲート、ブルームバーグ・グローバル・コーポレート、ブルームバーグ・グローバル・トレジャリー・インデックスの「20%グリーンボンド」と「3倍グリーンボンド傾斜型」が含まれる。同社は、ブルームバーグ・グローバル・アグリゲート20%グリーンボンド・インデックスの年初来リターンは、親ベンチマークを0.75%上回っており、持続可能性に焦点を当てた投資に意欲的な投資家にとって、さらなるリターンの機会があることを強調している。

ブルームバーグは、事業関与の除外、EUタクソノミーの入力、規制スクリーン、カスタムセクターウェイトなどの追加フィールドにより、特定の個人投資家のニーズに合わせてインデックスをさらにカスタマイズできるとし、カスタムブルームバーグ・ユーロ・トレジャリー・グリーンボンド・ティルテッド・インデックスが、新しいETFのローンチのためにアムンディにライセンスされたと述べた。

【参照ページ】
(原文)Bloomberg Expands Sustainable Index Offering with New Green Tilted Fixed Income Indices
(日本語参考訳)ブルームバーグ、新しいグリーン債券インデックスで持続可能なインデックスの提供を拡大

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る