IRENAとDPワールド社、港湾・海上物流における脱炭素ソリューションの推進で協力
11月23日、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とする世界的なサプライチェーン・ソリューション企業であるDPワールドとパートナーシップを締結した。本協定により、両機関は海運・港湾セクターの脱炭素化、現在のインフラ、物流、プロセスをエネルギー転換の需要に合わせること、再生可能燃料の使用と電化の拡大について協力する。
IRENAのWorld Energy Transitions Outlookによると、インフラのアップグレードは、低コストの供給地域と高需要地域の間の再生可能燃料の世界的な取引に対応する必要があり、エネルギーシステムの多様化と弾力性を促進するために積極的に各国を結ぶ必要がある。海運部門自体もまた、1.5℃目標に沿うために、多様な低炭素燃料の組み合わせに頼る必要があり、2050年までにアンモニア、メタノール、水素が燃料ミックスの61%近くを占めるようになる。
本合意を通じて、IRENAとDPワールドは、これらの自然エネルギーに基づく燃料の利用を増加させることが可能な供給、インフラ、技術的な課題に対処するための取り組みを拡大するために協力することを目指している。
【参照ページ】
(原文)IRENA and DP World Join Forces to Advance Decarbonisation Solutions for Ports and Maritime Logistics
(日本語参考訳)IRENAとDPワールド社、港湾・海上物流における脱炭素ソリューションの推進で協力