コカ・コーラ、カナダ販売の全500ml炭酸飲料で再生プラ100%転換

コカ・コーラ、カナダ販売の全500ml炭酸飲料で再生プラ100%転換

10月25日、米食品世界大手のコカ・コーラ・カンパニーは、2024年初頭までにカナダで販売される全ての500ml炭酸飲料のペットボトルを100%再生プラスチックに転換することを発表した。これにより、同社初の全国展開となる100%再生プラスチックボトルを使用した炭酸飲料が登場する。

採用される100%再生プラスチックボトルは、カナダのボトラーであるコーク・カナダ・ボトリングが所有する複数の製造施設(ブランプトン、カルガリー、ラシーヌ、リッチモンド)で生産される。ただし、ラベルとキャップは再生プラスチックの対象外となる。

コカ・コーラ・カンパニーは、2030年までに包装・容器でのリサイクル原料の使用を50%以上にし、バージンプラスチックの使用を削減する目標を掲げている。同社のカナダ法人は、2022年に飲料ブランド「DASANI」で100%リサイクル再生PET容器を全国展開済みであり、今回の取り組みもその一環となっている。

コカ・コーラ・カンパニーは、環境に対する積極的なアクションを通じて、サステナビリティに対する取り組みを一段と強化している。今回の措置は、プラスチック使用の最小化に向けた同社の取り組みの一環であり、環境への影響を低減する方向に進んでいる。

【参照ページ】
(原文)The Coca‑Cola Company Launches 100% Recycled Plastic Bottles* Across Canada
(日本語参考訳)コカ・コーラ社、カナダ全土で100%リサイクルペットボトル*を発売

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る