Stellantis、水素燃料電池会社シンビオの株式取得を計画

12月23日、自動車大手Stellantisは、ゼロエミッション水素モビリティのリーダーであるシンビオの株式を取得し、既存株主のフォルシアおよびミシュランとともに独占交渉を開始すると発表した。

StellantisのCEOであるカルロス・タバレスは、「シンビオの技術ロードマップは、欧州と米国におけるステランティスの水素展開計画と完全に一致する」と述べている。同社は、戦略計画「Dare Forward 2030」の一環として、早ければ欧州で2024年、米国で2025年に大型バンまで水素提供を拡大するという積極的な野望を追求している。

2022年10月、シンビオは、燃料電池の大規模量産プロジェクト「HyMotive」を発表し、2028年までにフランスでの総生産能力を年間10万個に拡大し、さらに1000人の追加雇用を創出する予定を明らかにした。

本取引の完了は2023年第1学期に予定されており、規制当局の承認など、慣習的な完了条件が適用される。

【参照ページ】
(原文)Stellantis plans to acquire stake in Symbio, a Faurecia Michelin hydrogen company and leader in fuel cell technologies for mobility industry
(日本語参考訳)Stellantis、水素燃料電池会社シンビオの株式取得を計画

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る