Societe Generale、法人顧客向けに短期サステナブルファイナンスソリューションを発表

Societe Generale、法人顧客向けに短期サステナブルファイナンスソリューションを発表

6月8日、欧州金融サービスグループであるSociete Generale(ソシエテジェネラル)の短期流動性ファイナンス事業であるソシエテジェネラルファクタリングは、企業の顧客向けにESGに焦点を当てた新しいソリューションの提供開始を発表した。新しいESGの提案は、債権ファイナンス、サプライチェーンファイナンス、フォーフェイティングなど、当社の主要なファクタリング商品に適用される。

新しいサステナブルファイナンスサービスは、環境・社会的融資とサステナビリティ・リンク・ソリューションの2つのカテゴリーに分類される。前者では、一連の環境および社会カテゴリーに基づき、ポジティブな影響を生み出す活動に対して融資を行う。対象となる環境カテゴリには、再生可能エネルギー、廃棄物管理、クリーンな輸送、水素、持続可能な水・廃水管理などがある。社会カテゴリーには、教育やトレーニング、社会住宅などが含まれる。

サステナビリティ・リンク・ソリューションは、サステナブルファイナンスの一形態として人気が高まっており、通常、特定のESGプロジェクトに対する融資ではなく、企業の持続可能性目標に融資条件を結びつけるものだ。ソシエテジェネラル ファクタリングの新しいサステナビリティ・リンク・オファーは、企業の社会的責任(CSR)戦略を意欲的に策定している企業を対象としており、CSR目標の達成度に応じて報酬を提供する。

ソシエテジェネラルによると、サステナビリティ・リンク型は、多くのサプライヤーを抱える大企業のサプライチェーンファイナンスプログラムに特に適しており、企業とそのサプライヤーがより持続可能な成長モデルへ移行することを促進する。

【参照ページ】
(原文)SOCIETE GENERALE FACTORING LAUNCHES A RANGE OF SOLUTIONS RELATED TO ENVIRONMENTAL AND SOCIAL CRITERIA
(日本語訳)ソシエテ ジェネラル ファクタリング、環境および社会的基準に関するさまざまなソリューションを開始

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025-6-30

    ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025年6月20日、欧州証券市場監督局(ESMA)が策定を進める新たなESG評価規則「Regul…
  2. 2025-6-26

    EU炭素国境措置、簡素化で合意 中小企業の9割が対象外に

    6月13日、欧州議会とEU理事会は、域外からの輸入品に事実上の炭素税を課す「炭素国境調整メカニズム…
  3. 2025-6-25

    IFRS財団、ISSB基準の実務導入を支援する新eラーニングモジュールを公開

    6月13日、IFRS財団は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が策定した基準の理解と導入を…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る