5月4日、ピザチェーンのPapa John’s Internationalは、対象となる従業員と役員の年間賞与について、会社のESG目標に対する業績と進捗に連動させることを開始すると発表した。
Papa John’s の取り組みは、UBS、キャタピラー、アップル、トランなど、幅広い業界の企業が報酬をESGの進捗と関連付ける傾向が強まっていることの一例である。先月、Mastercardは、ボーナス支給額をESG目標に連動させる報酬モデルを、同社の全世界の従業員に拡大すると発表した。
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Papa John’sは、同社の2021年版企業責任報告書の発表と同時に、この取り組みを発表し、同社のESGへの取り組みと進捗を強調した。本報告書には、報酬プランの更新に関する詳細が記載されており、Papa John’s の経営インセンティブプラン(MIP)にESG指標を追加し、業績向上に貢献したチームメンバーや会社の主要事業戦略を支援したチームメンバーに報酬を与えることを目的としている。
ESG指標は、同社が実施した重要性評価によって選ばれたESG優先事項のポートフォリオに対する進捗によって評価される。このポートフォリオには、多様性、公平性および包括性の推進、環境影響に対処するための報告の強化と機会の特定、保存料、MSG、高果糖コーンシロップおよびパーム油の廃止を含む同社のより良い原材料への取り組みの推進に関する取り組みが含まれている。
また、持続可能なパッケージングと素材管理、持続可能な農業、同社の事業とサプライチェーンを通じた食品廃棄物の削減、温室効果ガス排出量の削減など、重要性評価で優先分野とされたいくつかの分野も取り上げている。
【参照ページ】
(原文)PAPA JOHNS ANNOUNCES ESG METRIC FOR INCENTIVE COMPENSATION IN LATEST CORPORATE RESPONSIBILITY REPORT
(日本語訳)Papa John’s、インセンティブ報酬をESGパフォーマンスと連動