IFRS傘下のISSBとGRI、情報開示基準の統一に合意

 

3月24日、IFRS財団とGRIは、持続可能性報告に関する資本市場及びマルチステークホルダー基準の調和を図るための新たな合意を発表した。

2021年11月のCOP26で、IFRS財団は、IFRSサステナビリティ開示基準の開発を目的とした国際サステナビリティ基準委員会(ISSB)を立ち上げた。国・地域が単独で使用したり、より広範な報告フレームワークに組み入れることができる開示要求のグローバルベースラインを提供することを目的としている。

ISSBの発足にあたり、IFRSは、サステナビリティ報告基準の主要機関である気候変動開示基準委員会(CDSB)と価値報告財団(VRF)をIFRS財団に統合することも発表している。

新しい協力協定のもと、ISSBとGRI持続可能性基準の策定を一手に引き受ける独立運営団体であるグローバル・サステナビリティ基準委員会(GSSB)は、それぞれの作業プログラムと基準設定活動の調整を図ることになる。さらに、IFRS財団とGRIは、持続可能性報告活動に関連する互いの協議機関に参加することになる。

【参照ページ】
(原文)IFRS Foundation and GRI to align capital market and multi-stakeholder standards to create an interconnected approach for sustainability disclosures
(日本語訳)IFRS傘下のISSBとGRI、情報開示基準の統一に合意

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る