10月29日、三菱重工業は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、2つの新たな目標を策定した。
同社は、第一の目標としてグループのCO2排出量(Scope1,2)を、2040年までにネット・ゼロにすることを挙げた。また、その中間目標として、2030年までに50%削減(2014年比)することを目指す。 これは、生産活動に伴う当社グループの工場等からのCO2排出量の削減である。
開発した技術を導入して、更なる省エネを推進することで、カーボンニュートラル工場を実現していくとしている。
そして第二の目標は、バリューチェーン全体からのCO2排出量を2040年までにネット・ゼロにすることである。また第二の目標に対する中間目標として、2030年までに50%削減(2019年比)することを目指す。 これは主に当社製品の使用によるお客様のCO2排出量(Scope3の削減)による削減貢献分を加味している。
同グループによると、全ての事業領域において、お客様の既存設備の脱炭素化も含めた幅広いメニューを保有しており、多様な解決策を提案することで、世界のCO2排出削減に貢献していくとしている。
【参照ページ】
2040年のカーボンニュートラルを宣言