三井住友トラストHD、カーボンニュートラル宣言とNet Zero Banking Allianceへの加盟を発表

10月20日、三井住友トラスト・ホールディングス株式会社は、全世界で加速する温室効果ガス削減等の社会課題解決に向けたカーボンニュートラル宣言と、Net Zero Banking Alliance(NZBA)への加盟を発表した。

三井住友銀行のカーボンニュートラル宣言は以下の通り。

  • 信託銀行グループのもつ多彩で柔軟な機能を活用して、脱炭素社会の実現に貢献
  • 投融資ポートフォリオの GHG 排出量について、2050 年までにネット・ゼロを目指し、そのために2030 年までの中間目標について、NZBA の枠組みに即し、2022 年度中に作成する
  • 自社グループの GHG 排出量を、2030 年までにネット・ゼロにする

今回発表したNet Zero Banking Alliance(NZBA)への加盟は、2050 年までに投融資ポートフォリオの GHG 排出量ネット・ゼロの実現を目指すとともに、そのコミットメントの強化のためである。また、脱炭素社会実現に向け注力するため、信託型金融仲介の推進による好循環の創出、インパクトビジネスの推進、革新的技術の社会実装に取り組んでいる。

同グループは、パーパスを「信託の力で、新たな価値を創出し、お客様や社会の豊かな未来を花開かせる」と定義し、投融資機能のみならず、新たな市場・新たな投資機会を創出する「信託型金融仲介モデル」を推進することで、社会的価値創出と経済的価値創出の両立を目指し、サステナブルな社会の実現に貢献していくとしている。

【参照ページ】
三井住友トラスト・グループ カーボンニュートラル宣言及びNet Zero Banking Alliance(NZBA)への加盟について

関連記事

“CSAのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-13

    IFRS財団、新ガイドを発表 気候関連情報の開示を支援

    1月30日、IFRS財団は「IFRS S2に基づく気候関連開示のためのIFRS S1適用ガイド」を…
  2. 2025-2-13

    米国関税措置に対応 日本企業向け相談窓口を開設

    2月2日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と経済産業省は、米国の新たな関税措置に対応するため「米国関税…
  3. CSDDDの実践ガイド:ステップを進めるためのヒント集

    2025-2-12

    CSDDDの実践ガイド:ステップを進めるためのヒント集

    2024年7月25日、EUにおいてコーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンス指令(CSDD…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る