経産省は7月8日、脱炭素社会の実現に向け企業の技術開発を支援する2兆円基金について投資内容を検討し、2つの分野から予算上限案が示された。
燃料に水素を用いる水素航空機を軸にした「次世代航空機」テーマは210.8億円、水素やアンモニアなどを燃料とする船舶開発を目指す「次世代船舶」は350億円を提示した。国土交通省によれば船舶のライフサイクル(製造~解体)全体での二酸化炭素排出量のうち、98%が運航に由来することから、燃料転換が最重要と位置付けた。
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