RMS(Recycled Material Standard)認証取得申請がスタート

RMS(Recycled Material Standard)認証取得申請がスタート

11月15日、環境NGOのGreenBlueとRecycled Material Standard(RMS)チームは、リサイクル素材スタンダード(RMS)を発表し、認証取得申請がスタートしたことを発表した。2年以上の開発期間を経て立ち上げられたRMSは、今後プラスチックリサイクルのバリューチェーンに関わるブランドやサプライヤーに認証取得を呼びかける。

RMSは、平均再生材含有量とマスバランス配分の両方を提供する最初の規格であり、リサイクル業者に投資を誘導する認証取引システムでもある。

RMSは、メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの両方のシステムにおいて、再生材の使用状況を追跡するための独自の柔軟性を備えており、再生可能エネルギー証書(REC)と同様に機能するリサイクルコンテンツ属性(ARC)証書を購入・取引することで、企業はリサイクルシステムに直接投資することが可能。

認定を受けたリサイクル業者は、すぐにARCを生成することができるため、ブランドはクレジットを購入して使用することができ、必要とされるリサイクル素材の供給を拡大することができる。

【参照ページ】
(原文) Recycled Material Standard Launches Today, Helping to Advance the Use of Recycled Materials
(翻訳)リサイクル素材の使用促進に貢献する「リサイクル素材基準」が本日よりスタート

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る