国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)は11月4日、世界の、自動車産業が温室効果ガス排出量を削減するために、燃費効率を今後数年間で大幅に改善する必要があるとする報告書を発表した。
報告書によると、2030年までに車の燃料消費量を2005年比で半減させるというグローバル燃料経済イニシアチブ(GFEI)の目標を達成するには、過去15年間に見られた平均年間改善ペースをほぼ3倍にする必要がある。
また報告書には、効率的なゼロエミッション車の市場シェアを拡大し、車両の技術的進歩を促進し、車両サイズが増え続ける傾向を阻止するためのより強力な政策など、燃料消費の傾向を改善するための推奨事項も記載されている。
【参照ページ】
(原文)Meeting climate targets requires a rapid acceleration in the fuel economy of vehicles
(日本語訳)IEA、自動車業界のネット・ゼロ達成に警鐘。燃費改善のペースを3倍へ