「脱石炭」の次は「脱プラ」 金融機関への圧力強めるESG投資家

「脱石炭」の次は「脱プラ」 金融機関への圧力強めるESG投資家

オーストラリアの非営利団体「ミンダルー財団」は先月、「プラスチックごみの生産者索引」と題した報告書を発表した。この報告書は、世界の主要化学メーカーや資産運用会社、および金融機関が、使い捨てプラ製品の生産にどれくらい寄与しているかを示している。

今年1月には、金融機関を監視する環境保護グループ「ポートフォリオ・アース」が、銀行によるプラスチック関連融資の実態や環境への影響をまとめた報告書「プラスチックへの融資」を発表した。

また米金融業界紙アメリカン・バンカーは、「銀行は近年、化石燃料業界への融資を減らすよう投資家や環境保護グループから圧力を受けてきたが、今度は、プラスチック業界との関係を見直すよう求められている」と報じるとともに、銀行の中にはすでに、プラごみ問題に取り組み始めているところもあるとも伝えている。

【参照ページ】「脱石炭」の次は「脱プラ」 金融機関への圧力強めるESG投資家

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る