スターバックス、新たなサステナビリティ目標を策定 気候対応や循環型包装を加速

7月1日、米スターバックスは2025年度グローバル・インパクト・レポートを公表し、「Back to Starbucks」戦略のもと、コーヒー、従業員、地域社会・環境を柱とする新たなサステナビリティ方針と2025年度の実績を発表した。

コーヒー分野では、調達したコーヒーの99%以上が「C.A.F.E. Practices」基準を満たす農園・サプライチェーン由来となった。また、2017年に掲げた目標である、気候変動への耐性を考慮して選定したコーヒー樹1億本の農家への無償提供を達成したほか、小規模農家向け融資基金「Global Farmer Fund」を通じた累計1億ドルの資金提供目標も達成した。

従業員支援では、米国の有給育児休暇を最長18週間へ拡充するとともに、北米店舗への5億ドル投資を開始し、人員体制を強化した。さらに、新たな店舗運営職「Coffeehouse Coach」の試験導入や、学費支援制度を通じて2025年度に2,800人超が大学を卒業し、累計卒業者数は約1万7,000人となった。

地域・環境分野では、「FoodShare」を通じて2025年度に1,600万食超を寄付し、2016年からの累計は約1億2,200万食に達した。また、コーヒー・茶・カカオ生産地域で約70万人の水・衛生環境改善を支援したほか、中国を除く直営店舗で使用する電力需要の100%を再生可能エネルギーで賄い、市場ベースのScope1・2温室効果ガス排出量を2019年度比17%削減した。加えて、省エネルギー・節水・廃棄物削減基準を満たす店舗は1万3,000店を超え、リユースカップ利用率は前年比77%増となった。

同社は今後、2030年までに顧客向け包装材を100%リユース・リサイクル・堆肥化可能な仕様とすることや、2040年までに気候耐性品種のコーヒー樹5,000万本の配布、10万人のコーヒー農家による再生型農業の導入支援など、9つのサステナビリティ目標を推進するとしている。

原文:Starbucks Global


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