環境省、グリーンリスト改訂 新指針公表

4月17日、環境省は、グリーンボンドガイドラインおよびグリーンローンガイドラインの付属書1にあたる「グリーンリスト」を改訂し、公表した。サステナブルファイナンス市場の健全かつ適切な拡大を目的とした措置である。

同ガイドラインは、グリーンボンドやグリーンローンにおける環境改善効果の信頼性確保と普及促進を目的に、2017年3月に国際原則に準拠して策定された。その後、対象金融商品の追加や解説の拡充を通じて改訂が重ねられてきた。グリーンリストは、資金使途として想定されるグリーンプロジェクトの具体例を示すポジティブリストであり、新規調達者や分野の裾野拡大に寄与している。

今回の改訂は、2023年8月に設置されたワーキンググループでの議論および2025年度の意見募集結果を踏まえたものだ。主な変更点として、ネガティブな環境効果に関する記載の拡充、小分類名の見直しによる視認性向上、既存注記の整理が挙げられる。加えて、プロジェクト実施時における関係法令の遵守や地域共生への配慮も明記された。

本リストはICMAのグリーンボンド原則に基づく資金使途分類を参考に整理されており、環境改善効果については資金調達者が評価し、市場において最終的に判断される仕組みである。なお、今回の改訂は過去の資金調達案件には遡及適用されない。

環境省は今後もグリーンリストの定期的な見直しを継続する方針を示している。

原文:グリーンボンドガイドライン及びグリーンローンガイドライン 付属書1(グリーンリスト)改訂について


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