海岸堤防のかさ上げ加速へ 気候変動対応で管理指針改訂

3月27日、農林水産省および国土交通省は、海岸保全施設の維持管理に関する「海岸保全施設維持管理マニュアル」を一部改訂した。平均海面水位の上昇など気候変動の影響を踏まえ、堤防や護岸の修繕・更新とあわせて、計画的にかさ上げ等の対策を進めることが目的である。

同マニュアルは、堤防や護岸などの施設について、点検や修繕方法、実施時期を定める「長寿命化計画」の策定指針として活用されてきた。各海岸管理者はこれに基づき、予防保全型の維持管理を実施している。

一方、政府は2020年に海岸保全基本方針を変更し、従来の過去データ中心の対策から、気候変動の影響を考慮した対応へ転換している。これを受け、各都道府県では気候変動を踏まえた海岸保全基本計画の見直しが進められている。

今回の改訂では、長寿命化計画に気候変動による影響や対応方針を明記することを新たに求めたほか、具体的な記載例も追加された。これにより、維持管理と気候変動対策を一体的に進める体制を強化する。

両省は、改訂マニュアルの活用を通じて、海岸堤防などにおける気候変動対策のさらなる加速を図る方針である。

原文:海岸堤防等における気候変動対策の更なる加速化に向けた取組を推進~「海岸保全施設維持管理マニュアル」を一部変更しました~


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